イラクで日本人外交官殺害

とうとう、心配していた日本人外交官襲撃が起
こった。
このコラムでは、海外派遣を反対していないし、
必要であれば、反対に積極的に派兵するべきだ
と主張している。その意味では反戦サイトでは
ない。
 
バクダッドの日本大使館防衛には自衛隊を派兵
するべきであり、現地のイラク人警備はおかし
い。日本の大使館員の行動をチェックされてい
る。これが今回の悲劇の原因の1つになってい
る。
 
しかし、今の英米占領政策ではイラクの民衆
の心を掴めないし、イラク人は望んでもいない。
フセイン政権は、非宗教政権であり、宗教弾圧
をしていた。これから解放されたと民衆は米軍
を歓迎したのですが、しかし、米国はイラク
が望むイスラム教を否定している。ここで民衆
は怒り、ゲリラ戦になっている。
 
この英米占領政策を支援している日本もターゲ
ットであることは間違いない。そして、英米
戦いは、正義の戦いでもない。このため、今後
も米国がイスラム教を認めないと、ゲリラ活動
は続くことになる。イスラム法は日常生活を規
定している。法律である。宗教警察がそれを取
り締まる。これを認めることである。
 
重装備でかつ、日本がイスラム諸国と上手く行
かなくなることを前提にして、サマワ自衛隊
派遣をするしかないですね。それより日本大使
館に派遣した方がいいのでないですか??
 
インドネシア、マレーシアなどもイスラム教国
家であるから、ASEAN等との関係は中国が
中心になるでしょうね。日本の目はなくなる。
 
日本の大きな戦略上の転機になり、取り返しの
着かないダメージになるように感じる。