ソ連崩壊後最大規模の演習 ロ軍、全面核戦争を想定

 【モスクワ2日共同】ロシア紙コメルサントなどは2日
までに、ロシア軍が今月中旬、全面核戦争を想定し、
1991年のソ連崩壊後では最大規模の軍事演習をロシア
全土で行うことを決め、米国に通告したと報じた。
 ロシアでは3月に大統領選を控えており、ソ連崩壊後
弱体化した軍の再興を示すことで、プーチン政権のさらな
る支持引き上げに結びつける狙いがあるとみられる。
 演習では大陸間弾道ミサイルのほか、戦略爆撃機からの
巡航ミサイル原子力潜水艦からのミサイル発射などを実
施。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からは軍事衛星
も打ち上げるなど、全軍を挙げての大規模演習となる。
 また、核戦争を想定してのモスクワの早期警戒システム
、ミサイル迎撃システムの稼働演習も行うという。
共同通信)[2月2日21時19分更新]