ラムズフェルドの苦悩

国防省長官のラムズフェルドが欧州のNATO委員会に
出席して、散々嫌味を言われている。今のイラク侵略の
意味が分からないとか、NATO軍は出すが、どう出す
かの検討が必要とか。
 
これがパウエルであれば、このようなことはないはず。
上の段階では、NATO軍の派遣が容認されている。
 
米軍の崩壊は近い。志願制度での再任率が40%以下
で、イラクへの兵力が確保できない。このため、沖縄
海兵隊のほとんどを送り、欧州展開の米兵を送りで、
なんとかしているが、それももうすぐ、できなくなる。
 
このため、イラク統治軍のメインをNATO軍にする
しかない状態である。独仏を納得されるために、国連
を出すしかなかったのです。米国の弱さがここにある。
 
現実の姿を追求したリアリスト的な見方をして、御自分
の理論に強引に現実を曲げる妄想は止めましょうね。