「出迎えなしでも拉致家族帰国」 北朝鮮側、平沢議員に (ASAHI)

 山崎拓自民党副総裁とともに中国で北朝鮮政府高官と拉致問題
ついて協議し帰国した平沢勝栄衆院議員は3日未明、東京都内で朝日
新聞記者のインタビューに応じた。平沢氏は、北朝鮮側が今回は、被
害者5人をいったん北朝鮮に戻すことや、「出迎え」などにはこだわ
らず、「被害者家族も日本に帰したい」との意向を表明したことを明
らかにした。北朝鮮側は前提として日本国内の世論や日朝関係が好転
するなど「何らかの保証」を求めているとし、平沢氏も「条件づくり
が必要」と述べた。

 山崎、平沢両氏は1日から2日にかけ大連で、北朝鮮の鄭泰和
(チョン・テファ)日朝交渉担当大使、宋日昊ソン・イルホ)外務
省副局長らと会談した。関係者によると、訪中については首相周辺も
認知していたとされる。
(04/03 15:45)