またも「身内の造反」

CIA現職高官が批判本「帝国の不遜」出版
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004062600113&genre=E1&area=Z10

 【ワシントン26日共同】米中央情報局(CIA)の現職高官が匿名で、「米国は対テロ戦争に敗北しつつある」と警告する本を近く出版することになった。支持率低迷に悩むブッシュ大統領ホワイトハウス前テロ対策官らの暴露本に続く「身内の造反」に直面、秋の大統領選を前に頭痛の種が増えそうだ。
 本の題は「帝国の不遜(ふそん)」。事前に入手したニューヨーク・タイムズ紙などによると、対テロ部門幹部のCIA高官はイラク戦争を「差し迫った脅威を与えていない敵に対する、強欲で正当な理由のない仕組まれた戦争」とこき下ろし、国際テロ組織アルカイダの指導者ビンラディン氏が望んだ反米機運の高まりに火を付けるという「この上ないプレゼントを与える結果になった」と痛烈に批判した。(共同通信