外国人労働者、看護と介護で部分開放・政府検討(nikkei)

 政府はタイ、フィリピンなどから看護師・介護福祉士を受け入れ、外国人に閉ざされている門戸を開放する検討に入った。受け入れ人数の上限を国ごとに設定し、政府が指定する病院での研修を義務づけるなど部分的な開放にする方向。アジア各国との経済連携協定(EPA)の締結交渉に向けて日本が一定の譲歩を示し、農業など他の分野でアジア各国の歩み寄りを促す。

 政府は現在、タイ、マレーシア、フィリピンの東南アジア諸国連合ASEAN)加盟3カ国や韓国とEPA締結に向けた交渉を継続中。農産品と並ぶ焦点が労働市場の開放問題で、タイとフィリピンは外貨獲得手段として看護師などの受け入れを強く求めている。 (07:01)