曽我 純の週刊マーケットレター 

 米景気の減速示す売上と生産指標
こうした外人の債券重視の投資はいつまで続くのだろうか。米国景気の減速と物価の安定など経済環境は引き続き債券投資を有利にするであろう。8月の米小売売上高は前年比4.9%増と前月より1.8ポイントの大幅な低下となり、5月の9.2%増をピークに急速に減速している。自動車関連が-1.8%と前年を割れたほか、テレビやコンピューターなどのエレクトロニクス関連の売上も鈍化しており、需要は縮小しつつある。