中国主席、日本に侵略戦争への反省の行動反映など主張(nikkei)

 【ジャカルタ=川瀬憲司】中国の胡錦濤国家主席は23日夜、日中首脳会談の終了後、記者団に、侵略戦争への反省を実際の行動に反映させることなど日中関係に関する「5つの主張」を日本側に示したことを明らかにした。

 5つの主張は侵略戦争への反省のほか(1)1972年の日中共同声明など3つの文書の原則と精神の尊重(2)台湾独立の不支持(3)日中両国間の問題や意見の違いを平等と協調の精神で処理(4)幅広い領域での交流の拡大――など。中国首脳が自ら記者団に会談内容などを説明するのは異例で、対日関係を重視する姿勢を示したものとみられる。 (00:17)