米が対中輸出製品規制強化へ、軍事転用の防止狙う

 【ワシントン=広瀬英治】米政府は23日、米国から中国に輸出される民生用ハイテク製品の軍事転用を防ぐため、年内に新たな輸出規制を導入する方針を明らかにした。

 米議会の諮問機関である「米中経済・安保検討委員会」の公聴会で、米商務省のピーター・リクテンバウム次官代行が述べた。

 それによると、軍事転用の恐れがある部品が一部でも使われている工業製品を幅広く輸出規制の対象とし、規制の抜け道をふさぐ。現在、政府内で対象分野の選定を進めているとしている。
(読売新聞) - 6月24日10時45分更新