「二正面戦略」を見直し テロ対策重視で米軍

 【ワシントン5日共同】米国防総省のディリタ報道官は5日、国防総省が現在進めている「4年ごとの国防戦略見直し」の中で、ほぼ同時期に2つの海外での戦争に勝利するとした現在の米軍の「二正面戦略」を維持するかどうかの検討を進めていることを明らかにした。
 海外での戦争は中東と朝鮮半島を想定しているとされ、米軍戦略が変わった場合は、日本を含む地域情勢にも影響が出る可能性がある。
 5日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、大規模テロ対策など米本土防衛を重視する狙いから、米軍内では2つの海外での戦争に勝利するとのこれまでの戦略維持が可能かどうか疑問が浮上していた。
共同通信) - 7月6日10時43分更新