実行犯、だまされ自爆? 往復切符購入で英紙推測(nikkei)

 【ロンドン17日共同】17日付の英サンデー・テレグラフ紙などは、ロンドン同時テロの実行犯4人が、当日に列車の往復切符を買っていたことなどから、死ぬ気はなかったのに「自爆」させられたとの見方が出ていると伝えた。
 4人は爆弾を地下鉄やバス車両内に置くなどし、その場にとどまっていたとされるが、同紙は実際はすぐに爆発するようタイマーを仕掛けていたのに、首謀者が「逃げる時間はある」などと4人をだました可能性があると指摘。捕まって自白するのを恐れ実行犯を見殺しにしたとの当局者の推測も紹介した。
 ロンドン警視庁スポークスマンは同紙に「自爆犯との確たる証拠はない。死ぬ気ではなかった可能性もある」と語った。
 だが、首謀者が爆発物にタイマーを仕掛けた証拠などは明らかになっていない。
共同通信) - 7月17日13時9分更新