東アジア首脳会議16カ国に ASEAN共同声明
【ビエンチャン26日共同】ビエンチャンで開かれていた東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議は26日、12月にマレーシアのクアラルンプールで開く東アジア首脳会議の参加国をASEAN10カ国と日中韓に加え、インドとニュージーランド、さらに条件付きでオーストラリアの16カ国でスタートすることなどで合意、共同声明を採択し、終了した。
声明によると、ASEAN外相は、安全保障、経済、社会文化の3つの共同体を柱にした「ASEAN共同体」創設に向け、年末のマレーシアでのASEAN首脳会議で「ASEAN憲章」策定に踏み出す宣言を行うことでも合意。憲章起草のため首脳経験者らによるグループを設置する方針で、同グループは2006年に提言をまとめる予定。
共同体への最大の課題である域内経済格差を是正することを目指した「ASEAN開発基金」の創設に署名。安保共同体への域内信頼醸成のためASEAN国防相会議を今年後半に行うことでも合意した。
また、ロンドンとエジプトでのテロを強く非難した。
(共同通信) - 7月27日0時29分更新