ウズベク駐留軍の撤退、米国受け入れ

 【モスクワ=五十嵐弘一】インターファクス通信によると、中央アジアウズベキスタンを訪問中のダニエル・フリード米国務次官補は27日、ウズベク駐留米軍の撤退を求めているカリモフ強権政権の要請を「尊重する」と述べ、米国が撤退を受け入れたことを明らかにした。

 首都タシケントでカリモフ大統領と会談後、記者会見で語った。

 ウズベク駐留米軍基地は、アフガニスタンで継続中の対テロ作戦支援が目的。米国はカリモフ政権に対し、ウズベク東部アンジジャンで今年5月に発生した暴動鎮圧をめぐる国際調査受け入れを要求。これに反発する同政権は今年7月、米軍撤退を要求していた。
(読売新聞) - 9月28日11時1分更新