ネオコンより福音派が恐ろしい

米国での福音派の信者数は、テレビ伝道師の影響もあって
大変な数になっている。1000万人以上であろう。

米国での投票には、届け出制という仕組みがある。国民
全員に選挙権はあるが、事前に役所に得票すると言う
意思を表明しなければならない。
 
これは黒人差別を合法的にするために考えられた制度で
あるが、今も変わらない。この届出は代理人でもできる
ため、労組と教団が票を取りまとめることができるので
す。

そして、2億人の米国国民で20%以下の投票率のよう
であり、教団の信者数が圧倒的な力を持つことになる。
 
このため、大統領選挙を勝ちたいとすると、教団と労組
の意見を尊重することになる。
 
しかし、ここで問題を引き起こしている。カルト的な宗
教の影響を政治が諸に受けることになる。そして、それ
が世界の破滅を指向している教団であった場合、世界の
迷惑となる。今のブッシュは福音派の意見を無視できな
いが、どう切り抜けるかが問題となっている。