仏大統領、米国のイラクでの失敗を望んでいる=米国務副長官

 [ワシントン 19日 ロイター] アーミテージ米国務副長官は19日、フランスのシラク大統領は、米国がイラクで失敗することを望んでいると示唆した。イラク戦争をめぐって米国・フランス間に生じた亀裂が、修復されていないことの表れだとしている。
 副長官は中東の衛星テレビ局、アルジャジーラとのインタビューで、「我々が(イラクで)成功することを恐れているのだと思う。シラク大統領はイラクには関与しないとの決断を下しているため、たぶん、我々は成功しないと思っているのだろう」と語った。
 シラク大統領は先週、米国のイラク侵攻で世界は一層危険になったとし、米政府を批判する発言を行っている。
(ロイター) - 11月20日18時36分更新