米IBM、サービス事業でも中国・聯想と提携(nikkei)

 【ニューヨーク=篠原洋一】米IBMは8日、パソコン事業の売却先である中国の聯想集団(レノボグループ)とサービス事業でも広範に提携する方針を明らかにした。聯想の顧客にIBMが情報システム構築・運営のノウハウを提供するなど、両社が協力して企業向け市場を開拓する。

 提携はIBMのサービス事業の戦略地域である中国が主な舞台になる見通しだ。中国内に強固な顧客基盤を持つ聯想はパソコンの単品販売からシステム構築ごと請け負う手法への移行を進めており、ノウハウの提供はIBMにとって大きな事業機会になる。IBMが世界各国でサービス事業を展開する場合に聯想からパソコンを安定的に優先調達できるようにする狙いもある。 (07:00)