北朝鮮潜水艦の衛星写真 米団体公開、老朽化を指摘

 【ワシントン5日共同】核廃絶などを訴える米国の環境保護団体、天然資源保護協会(NRDC)は5日、北朝鮮の潜水艦やミグ戦闘機などを鮮明にとらえた商業衛星の写真多数を公開。いずれも老朽化や管理不備が目立ち、「北朝鮮の通常兵力は脅威ではない」と結論付けた。
 黄海に面した北朝鮮西部の海軍基地には、旧ソ連製のロメオ級潜水艦3隻と、サンオ級沿岸潜水艦6隻が停泊していた(2004年4月4日撮影)。多くの基地に潜水艦を隠すための洞穴が備わっていることも衛星写真から確認できるという。
 また西部の空軍基地では、空軍の主力をなすミグ機20機が整然と並んでいた。(03年11月22日撮影)。しかし大半は駐機したまま、動いた形跡がないという。
共同通信) - 1月6日11時42分更新