イラク武装勢力の攻撃、1日70件に急増・米紙報道

 【ワシントン=共同】26日付の米紙ワシントン・ポストは、イラク駐留米軍イラク治安部隊、民間企業に対する武装勢力などの攻撃が9月中旬以降、1日平均約70件に達しているとの民間警備会社による統計を掲載した。

 6月末の主権移譲前は1日平均40―50件だった攻撃が大幅に増えた上、これまで攻撃が比較的少なかった地域にも拡大しており、来年1月の国民議会選挙を前に不安材料となりそうだ。

 米主導の多国籍軍などのデータを基にした計7日間の統計によると、攻撃はイラク中部、西部、北部のほぼすべての主要都市で発生。イスラムシーア派住民が多い南部でも連日のように攻撃が起きた。 (00:37)