日本の産業優位を確保するためには

IT産業がシフトしていると思う。情報にこそ価値がある時代になっているが、それでは情報が売れるかというと、タダに等しい価格にしかならない。物と情報と物性とを統合したような誰にも真似できない物を作るしかない。村田製作所のPPMでの混ぜ物による特性の違いで周波数フィルターの特性が違うなどが良い例である。このような分野をどれほど日本が確保するかで、日本の優位性は磐石になる。

単なるシステムや物を中心としたIT産業はコモディティ化して価値を失うことになる。今の米国に魅力的な物がない。日本は物性的な要素の大きなロボットや液晶テレビのようなもの作りと映像を組み合わせた製品がいい。

ここに日本の道を見出ししかない。地道な努力が必要な分野が日本の分野でしょうね。30年以上研究している超伝導のリニアや燃料電池も同様である。